会計を武器にする

会計は武器である。会計を身につけずに企業を経営すること は、兵士が丸腰で戦場に赴くようなものである。


これがウエスタンコンサルティングの根底に流れる考え方です。
日本の経営者の特徴として「会計が苦手」というものがあります。食わず嫌いの場合も多いのでしょうが、「会計=簿記」という間違った認識も大きく影響していると思われます。

経営者にとって必要な会計学とは簿記を中心とした会計ではありません。財務諸表を理解してそれを使いこなせるスキルが要求されるのです。このスキルは簿記会計の延長線上にあるものではありません。それと平行する形で存在しています。もちろん簿記会計の知識があるに越したことはありませんが、日商簿記1級、税理士試験、公認会計士試験。日本における簿記会計の最高峰と言われるこれらの知識を会得したところで、財務諸表を理解して使いこなすことは出来ないのです。
経営者には財務諸表を作るスキルは必要ありません。武器としてそれを使いこなせるスキルが要求されるのです。