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2012.05.16

会計実学入門カテゴリーに「固定費削減の落とし穴ーその3」を追加しました

管理会計における手法の一つに「固変分析(CVP分析)」があります。
これはすべての費用を「固定費」と「変動費」の二つに分けて分析する手法です。
既にご承知の方も多いと思いますが、「固定費」とは「売上高や販売量に関わらず発生する費用」の事を指し、「変動費」とは「売上高や販売量に応じて変動する費用」の事を言います。

なぜこのような分類をするのかというと、分類そのものに必要性があるわけではなく、「増益における経費削減の効率性」の要請からのものとなります。
これは「売上高や販売量に応じて変動する変動費をむやみに削減すると、それに応じて売上高も減少してしまう恐れがある」という問題があるとされているからです。
その代表例として「仕入高を減少させると、それに応じて売上高も減少する」というものがあります。
確かにこの理論でいくと「売上高や販売量に関わらず発生する費用」である固定費を削減する事ができれば、売上高を減らす事なく経費削減が可能となり、結果増益となる事になります。
果たしてこれは本当なのでしょうか。
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