事業継続コンサルティングとは

自分自身で自らの良い点・悪い点を客観視できる人は、なかなかいません。

どうしても自分のことを第三者目線で客観的に判断することは難しいようです。
これは企業においても同じことがいえます。
経営者は、自分自身の経営を客観視することがなかなか難しいようです。
特に日本の経営者は、会計を苦手とする人が多いようですから、なおさらのこと難しいのでしょう。
そこで経営者は、自らの勘と経験によって企業をオペレーティングすることになります。
これが日本における倒産率の高さに大きな営業を及ぼしていると考えられます。

経営コンサルティングには、ゼネラリスト系とスペシャリスト系があります。
多くの経営コンサルタントはスペシャリスト系になります。これはある特定分野(マーケティングや営業など)に特化したコンサルティングを提供するものです。
ゼネラリスト系コンサルティングとは、企業全体の方向性を経営者と共に考えていく総合的な経営コンサルティングを指します。

事業継続コンサルティングは、カーナビゲーションシステムにおけるバードビュー(俯瞰図)のように、企業全体を上から眺めて経営におけるウィークポイントを見つけ出す手法です。
これはまさにゼネラリスト系コンサルティングの手法となります。

会計データを分析することにより企業の弱点を洗い出し、そこに潜む問題点を浮き彫りにすることで改善に導くことが可能となります。
従来の経営コンサルティング手法との大きな違いは、こちらから解決策を提案するだけではなく、解決策を共に考えることで経営者自身にそのスキルを身につけていただくところにあります。
最後は自分で判断しなければならないところが、経営者の抱える大きな悩みだと言われています。
その判断力を身につけていただくことが、事業継続コンサルティングの目的なのです。