2011.02.01
企業経営カテゴリーに「オンリーワン取引は危険度100%ーその4」を追加しました
次に【3】経営判断をする頭脳が実質的に一つである場合について解説します。
これは中小企業経営の特徴とも言えるものですが、判断ミスリスクです。
取締役会が機能している企業ではその取締役の数だけ経営判断をする頭脳が存在しますが、ほとんどの中小企業においては経営頭脳=代表者一人となっています。
単純に考えればわかることですが、われわれは万能ではありません。
知識や経験も不足している部分が多いでしょう。
その代表的なものが税務です。
法人であれば、ほとんどの企業に税理士がついているはずです。
これは税務申告に関する知識や経験の不足を補うためでしょう。
税務や法務、マーケティング、SEOなど各論的な業務につきましてはアウトソーシングする経営者が多いのですが、総論的な経営判断そのものの助言を外部に求める人は非常に少ないようです。
経営判断は、新規開業時から事業撤退時まで全てのシチュエーションで必要とされます。
最も頻繁に必要とされるのが通常の経営時です。
企業経営の際に、最も必要とされるスキルが会計なのです。
会計を用いずに経営判断が出来るはずがありません。
しかし残念なことに、日本の経営者は総じて会計が苦手です。
会計を上手く経営に使うことが出来ないのです。
そしてそれが日本における倒産の最大の原因となっています。
マーケティングにも会計が必須なのですが、ここに気づいている人はごくわずかでしょう。・・・続きを読む
